【更年期】仕事と不調の乗り越え方 ホルモン補充療法・漢方にお世話になっている2人のケース【働く40代と更年期を考える】
執筆者:GLOW編集部
人それぞれな更年期、実際にどうしているのかを聞いてみました。今回はかがやき隊の角藤さんと垂井さん。不調を感じたお二人はホルモン補充療法や漢方で乗り越え中です!
「職場でのホットフラッシュが困ります」
かがやき隊・角藤千種さんの場合
自分以外は男性のみの職場でパートタイム勤務。職場に女性がいないので、更年期の様ざまな悩みを共有できないと話す角藤さん。
「3年前くらいに気持ちのアップダウンが激しくなり、精神科や心療内科に行こうと思っていました。でも、これは更年期かもしれないと気づき、婦人科に行ったら思ったとおりで、漢方薬を飲むことに。コロナ禍で時間ができたこともあり、趣味のバイクに乗って気分転換をしたりして心のバランスが取れてきたように感じます。職場で困るのはホットフラッシュで汗だくになること。女性は私だけなので悩みを共有することもできず、「更年期で~」と言ったら茶化されるかも、それは病気じゃないと言われるかも……と思うと、職場で更年期に関する不調の話をしようとは思いません。今は漢方薬ですがHRT(女性ホルモン補充療法)がよいと聞いたので、医師に相談しようと思っています」
「加味逍遙散をレギュラーで飲み、その日の気持ちのアップダウンに応じて2種類の漢方薬を飲み分けています。他に内科で処方された胸の痛みを緩和する漢方薬を飲むことも」
「漢方を経て現在HRTで前より元気に」
垂井愛さんの場合
園芸店で寄せ植えを作っているガーデナーの垂井さんは、カラーコーディネイトの勉強を座学している時にホットフラッシュを初体験。生理の周期が乱れたことがあって、更年期障害チェックをしたらリストに「急に暑くなる」「肩がこる」とあって、これ私だ!となり、更年期を自覚してすぐにレディスクリニックへ。漢方薬を経てホルモンの薬(HRT)を飲み始めたりしたら、急に来る暑さと尋常ではない肩こりがなくなって前より元気です。肩こりがずっと続いたら仕事にも響くと思って恐怖でしかなかったので、早めに解決できてよかったです。
HRTでは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの2種を服用。添付のカレンダーどおりに服用するだけ。
イラスト=green K 取材・文=黒川ともこ ※雑誌GLOW2023年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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