【40代メンタルケア】心理カウンセラーに聞く、自分の機嫌の取り方、心の平和の保ち方Q&A【頑張りすぎ、将来への不安を解消】
執筆者:GLOW編集部
子育てや仕事、白髪ケアや不調ケア、運動など頑張る40代。将来が不安になったり、自信を見失う時もある世代。自己肯定感を高め、自分にかまってあげる方法をQ&A方式で紹介! 予約の取れないカウンセラー、ココロノオフィスの根本裕之さんに聞きました。
「カウンセリングではいつも“自分らしい生き方ができていますか?”と伺います。40代の方は“若い頃は取り戻せないし未来も老いていくだけ”、と諦めモードに入ってしまう人が多いのですが、日本人女性の平均寿命は約88歳。人生が半分近く残っているんです。まだまだ修正が利くし今からでも始められますよ! 自己評価が低いのは、社会や他人を基準にした高い理想と比べてしまうから。自分を褒めて甘やかしてあげることから始めましょう。また、“当たり前”もなくしてみてください。持っているものや今の生活が“当たり前”になると価値がなく思えてきます。それで周囲と比べ始めてしまうので、日々ありがたみを感じるように切り替えましょう」(根本さん)
Q1「40代未婚、同世代から取り残されている気がする」
40代で未婚、仕事もプライベートも満足していますが、同世代での既婚の友人から子育てや進学の話、持ち家購入の話を聞くと、自分が1人前でないように思い引け目を感じます。このままではいけないと不安になりますがどうしたらいいのでしょうか。
A.本当にしたいことを探してみて
ある程度の満足感はあるけど満たされていないのかも。周囲と比べているけど、結婚や持ち家購入は本当にしたいことですか? 若い頃にあきらめたことがあったり本当にほしいものが手に入ってないのかも。自分がしたいことを探してみてください。好きなことをしている人の講演会やYouTubeを見ると刺激をもらえて、ヒントになることもあります。
Q2「やることに追われイライラ、まわりが敵だらけに思えます」
仕事と子育てをしていていつもやる事に追われてイライラしてしまいます。子どもには怒り、旦那にはあたってしまいます。職場や友人関係でも、つい言葉がきつくなってしまって、自分の言動に後悔することばかり。だんだん周囲から疎まれてきていて、毎日が全然楽しくないです。
A.ガス抜きが苦手なのかも、意識的に日常から一旦離れて
頑張りすぎで疲れていますよ! 周囲が敵だらけに見えるのは、自分に厳しいから。ガス抜きの仕方がわからない真面目な人に多くみられます。このままでは人間関係が壊れるか自分の身体が壊れるかになってしまいます。まずはやることを紙に書き出して、半分に減らしてみて。そして日常から離れて、週に1日は休養日、特にママを休む日を作ってください。温泉旅行やエステに行ってみるのもおすすめです。
Q3「生活も仕事も中途半端だと反省してしまう」
共働きですが仕事に家事、育児とやることだらけ。しかもどれも中途半端でちゃんと出来ていない。出来ないことが情けないし、同僚や家族からできないことを責められている気がします。やるべきことだらけで、自分の時間が持てません。
A.世間の基準での「完璧」や「理想」に合わせなくてもOK
完璧・理想が高いから自分を責めるけど、それは世間の標準に合わせているから。母親や義母が完璧にこなしていてそれを理想とするケースも多いですが、今は時代が違います。また、「やるべき」と思うのはしたくないから。自分にウソをつかず「したくない」ことを認め、そんなやりたくないことをやっている自分を「偉い!」と褒めてあげましょう。
心理カウンセラー:根本裕之さん
カウンセラー・講師・作家でココロノオフィス代表。現在は東京・大阪・オンラインを中心にセミナーや講座をこなす。『今日こそ自分を甘やかす』(大和書房)『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』(だいわ文庫)『忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。』(主婦の友社)など著書多数。
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