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笑って泣いて可愛くて。ゲイの水球チームの絆や奮闘を描いた映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』をチェック!

10月28日公開の映画『シャイニーシュリンプス!世界に羽ばたけ』は、実在するゲイの水球チームをモチーフにした笑いあり感動あり、人生について考えさせられることありの物語。映画パーソナリティの伊藤さとりさんが前作の『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』をコロナ禍に観て元気をもらった、というところから監督おふたりへのインタビューが実現。最新作を観る前に前作となる『シャイニーシュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』をチェック!


【見どころ1】
目的が達成されるのか、気になるストーリー

物語は、経験豊富な水泳選手マチアスがゲイバッシングな発言をし、国際大会への出場権を失うところからスタート。マチアスは出場資格を得るためにゲイの水球チームの監督をすることになり、水球チーム「シャイニー・シュリンプス」と出会います。シャイニー・シュリンプスは水球の練習より、ふざけること、踊ること、いい男を見つけるのが大好き。
個性豊かなメンバーはクロアチアで行われるLGBT+Qのスポーツの祭典・ゲイゲームズ出場を目指し、マチアスは国際大会への出場を目指す。そしてシャイニー・シュリンプスとマチアスはうまくやっていけるの?と、シンプルに気になってしまうベースのストーリーがあり、そこにメンバーの愛らしさやそれぞれの生き方と悩みが加わって、わたしたちを楽しませてくれます。水球のシーンは実はそんなにメインで描かれてはいないけど、キャストは3ヶ月の特訓をしたそう。

【見どころ2】
個性豊かなシャイニーシュリンプスのメンバーたち

シャイニーシュリンプスのメンバーはそれぞれの境遇や悩みが。ひとりひとりのキャラクターが立っていて、境遇は違えど投影できる誰かが見つかります。シャイニーシュリンプス創始者のジャンは実は病に冒されていながらもチームのみんなと水球することを選び、セドリックはチームで唯一の既婚者で子育てのことでパートナーに責められがち。アレックスはジャンと付き合っていたが一方的に振られて未練たらたら。自分にも性にも開放的なグザヴィエは明るくお茶目、振り付け担当のフレッドはトランスであることでジョエルと揉め、ダミアンは親に捨てられチームのメンバーを家族のように大切にしている。そしてゲイがばれていづらくなった故郷からパリに来たヴァンサンに最年長でモテなくなってきたことにすねているジョエル。コーチのマチアスは選手としても夫や父としても不調……。それぞれ悩みはあるけど、陽気で可愛いメンバーの様子は「ま、いっか」と楽しむ気持ちを思い出させてくれて、自分なりに生きているのを見ると「自分も頑張ろう」と励まされます。

【見どころ3】
陽気、せつなさ、そして美しさすら感じる歌とダンス

魅了されるのが作中でキャストが歌うシーン。『シャイニー・シュリンプス 愉快で愛しい仲間たち』では、80年代の曲をカバー。フランスでミリオンセラーとなった、セリーヌ・ディオンとガルーのデュエットソング「Sous Le Vent(風に乗って)」をジャンと新入りのヴァンサン(セリーヌになりきってます)が熱唱。そして、フランスからクロアチアまでの二階建て観光バスの道中で歌われるのはイタリアのサブリナ・サレルノの「BOYS」。シャイニー・シュリンプスが旅路や恋を楽しむ様子や橋を渡る様子が俯瞰で捉えられ、美しい名シーンになっています。クライマックスのシーンで流れるのは「Holding Out of a Hero」(日本では麻倉未稀さんのカバーでおなじみ)。メンバーの渾身の歌とダンスはストーリー上でも観る人の心も動かします。
ちなみに最新作の『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』でも歌のシーンはたっぷり。特に中盤でフレッドが歌うシーンがぐっときます!
生きている以上、楽しいこともつらいこともあるけど、まずは人生を楽しもう、自分に正直にいよう、とメッセージをくれる映画です。10/28公開の『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』とあわせて観てみてください!


『シャイニー・シュリンプス愉快で愛しい仲間たち』

2019/フランス/103分
Blu-ray、DVD発売・レンタル中。デジタル配信中。

監督・脚本=:セドリック・ル・ギャロ、マキシム・ゴヴァール 
出演:ニコラス・ゴブ、アルバン・ルノワール、ミカエル・アビブル、デイビヴィット・バイオット、ロマン・ランクリー、ローランド・メノウ、ジェフリー・クエット、ロマン・ブロー、フェリックス・マルティネス ほか
原題:Les crevettes pailletees
配給:ポニーキャニオン、フラッグ

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