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マンモが苦手な人に朗報! MRIでの乳がん検診は痛くなくて精度ばつぐん!【ヴィーナスちゃんがゆく!】

執筆者:ヴィーナスちゃん

更年期(ヴィーナス)期の女性が知りたいことや疑問を、特命調査員ヴィーナスちゃんが調査! 今回は乳がん検査について。9人に1人が乳がんになる時代と聞いたけど、乳がん検診が苦手であまり受けていない人も多いのでは?  そこで「痛くない&恥ずかしくない」と話題のMRIを使った最新の乳がん検診について、医師で開発者の高原太郎先生に聞きました。
※GLOW世代特有の体の変化期である更年期を「ヴィーナス期」と名付けています。

MRIでの乳がん検診は痛みもなく、小さながんや炎症も見えて精度ばつぐん

ヴィーナスちゃん(以下
痛くない乳がん検診とはどういうものですか?

高原先生(以下)  
強力な磁石と電磁波を使って体の状態を画像化するMRIという機械を使います。胸の部分をくり抜いた台にうつぶせに寝て行うので胸が押しつぶされることはありません。マンモグラフィ(以下、マンモ)は乳房を圧迫して撮影します。乳房内で炎症が起きていると激しい痛みを感じることもあります。


精度の点はどうですか?

 
マンモで撮影すると乳腺は白く写り、がんが見つかりにくくなります。日本人に多い乳腺が濃いタイプの人は、少しでも精度を上げるためにマンモと超音波(エコー)検査をセットで受けているかもしれません。MRIでは小さながんや炎症もしっかり見えます。

V
検査費用が高いのはなぜですか?


基本的に検診には健康保険が適用されません。またMRIは高額な機器で専門の技師が管理しています。その分、多くのがんを見つけられます。9人に1人が乳がんになる時代、ぜひ、くわしくわかるMRI検診をおすすめしたいですね。

「無痛MRI乳がん検査」を受けてみました!

ヴィーナスちゃんの調査結果

乳腺が濃くてマンモ画像が真っ白なのでエコーも受けていますが、エコーは画像を見てもちんぷんかんぷん……。MRI画像は乳房が透け透けで見やすい! 良性の炎症なども見えて、自分の胸の状態がよ~くわかりました。


ガイド

医師、ドゥイブス・サーチ開発者
高原太郎先生

小児科から放射線科に転向後、米国E mory大学に留学。帰国後にMRIで全身のがん分布を知るドゥイブス法を考案。東海大学工学部医用生体工学科教授。

Seeds Clinic新宿三丁目
東京都新宿区新宿3-5-6 キュープラザ新宿三丁目3FTEL0120-983-073(受付時間 9:00~17:30 ※年末年始除く)平日9:00~21:00(土日祝~18:00)年中無休 ※年末年始を除く無痛MRI乳がん検診 2万2000円(2名同時に受けると4万円〈2人分〉になる「ペア割」あり)


イラスト=二階堂ちはる 取材・文=黒川ともこ ※GLOW2022年11月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。

この記事を書いた人

GLOW編集部所属の女の子。ホルモンバランスや体型の変化など、様ざまなお悩みを抱えがちなヴィーナス期(更年期)の女性が知りたがっていることや疑問をリサーチしている。

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