【呼吸で痩せる究極ダイエット】呼吸だけでポッコリお腹を撃退! 鼻から吸って吐くだけの「やせ呼吸」
執筆者:GLOW編集部
更年期太りや、食べすぎてお腹まわりが気になる人必見! ハードな運動や食事制限なしで、ぽっこりお腹を解消できる「やせ呼吸」を、提唱者である山王病院(東京都港区)呼吸器外科医の奥仲哲弥先生に教えてもらいました!
【教えてくれたのは】
呼吸器外科医 医学博士
奥仲哲弥先生
山王病院 呼吸器センター長、国際医療福祉大学医学部呼吸器外科学教授。『Nラジ』(NHKラジオ第一放送)、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系列)など、多数のメディアに出演。先生自身、やせ呼吸で40年以上変わらぬ体型をキープ中。
☑鼻呼吸を意識することで体にも心にも変化が!
やせ呼吸とはどのようなもの?
「鼻から吸って、横隔膜を動かしながら長く強く息を吐く呼吸法のことです。呼吸をつかさどる肺には筋肉がないので、呼吸をする時は、周囲の筋肉の力を借りています。その中で重要な役割を担っているのが、横隔膜です。やせ呼吸をマスターして横隔膜が動くようになれば、連動してお腹を引き締めてくれる腹横筋なども刺激され、呼吸をするだけで腹筋運動のような効果が期待でき、どんどんへこむように。また、体内の酸素と二酸化炭素のバランスが整うので、疲れにくくなり、代謝アップにもつながります。さらに、横隔膜は自律神経の束が集まっている場所なので、横隔膜を動かすことで副交感神経が優位に働き、更年期のイライラ解消にも効果的ですよ」(奥仲先生)
☑呼吸は「口」ではなく
「鼻」ですべき!
「ストレスや、PC・スマホ作業による前かがみの姿勢、マスク生活の影響もあり、浅くて速い口呼吸をしている人が増えています。口呼吸が慢性化すると二酸化炭素が不足して血液中の酸素を臓器に運べず、臓器は低酸素状態に。結果、代謝が低下し、やせづらく疲れやすい状態に。また、ラクな口呼吸はお腹まわりの筋肉はほとんど使われないので、お腹もゆるんだままに」(奥仲先生)
☑「やせ呼吸」 で更年期の困った
あるあるが改善!
[不眠]
寝る前に行うと副交感神経が優位になり、よい寝つきに。また中途覚醒も減り、深い睡眠に。
[ストレス]
自律神経の集まる横隔膜が刺激されることで、副交感神経が優位になり、ストレスが軽減。
[疲れやすい]
酸素と二酸化炭素のバランスが整い、酸素が細胞のすみずみに運ばれ、疲れにくい体に!
[尿もれ]
横隔膜を動かしながら呼吸をすると、連動して骨盤底筋群が鍛えられ、尿もれ改善に◎。
[高血圧]
血圧をコントロールしている自律神経のバランスが整うので、血圧が下がりやすく。
☑お腹からへこむ! すごい「やせ呼吸」
奥仲先生の初のダイエット本。吸って吐くだけで、驚きの効果が出る究極のダイエット法「やせ呼吸」のメソッドを、写真とイラストで詳細に解説。
撮影=松橋晶子 取材・文=松原 彩 ※雑誌GLOW2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人