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天寿 光希さん「20年にわたるパンツ生活のこだわりは、私服選びにもつながっています」【輝け! ヴィーナス力Vol.16】

執筆者:土谷沙織

天寿 光希

宝塚歌劇団出身のステキな方が異なるファッションを披露する『輝け! ヴィーナス力』。天寿 光希さんのさわやかなスポーツスタイル、やわらかなジャンプスーツの着こなしをご覧ください!


スポーティなパンツスタイルのわたし

天寿 光希ブラウス3万5200円、パンツ4万9500円(ともにウジョー/エム) サンダル10万2300円(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス) イヤーカフ〈上〉5万9400円、〈下〉10万6700円(ともにヒロタカ/ヒロタカ 表参道ヒルズ)

「短丈シャツと進化系ワークパンツのカジュアルなオールホワイトルックはご本人もしっくりくるコーディネイト。クローゼットには白と黒しかないくらいモノトーン派でありながら、カラーファッションはコミュニケーションツール、という気づきもあったそう。」(天寿さん)

カメラの前に立つ時には
求められる女性像を意識します

雰囲気の違うパンツスタイル2ルックにトライした感想は?

「黒い方の衣装はジョーゼット素材と丸みのある肩のフォルムが女性的。こんな服を着ると内面もやわらかくなるような。白い方の衣装はそのまま着て帰りたいくらい好き。しっかりブランドもチェックしました(笑)。トレンドの短丈のトップスにハイウエストボトムを合わせるファッションは骨格的にもわたしに合っているな、と思いました」 

パンツ生活が長かったことから、そのこだわりについて尋ねてみると

「約20年にわたるパンツ生活ですよ! パンツのこだわりはかなり強いです。舞台の上では肩幅は42センチに合わせてサッシュの位置、裾からどれくらい靴が見えるか、後ろはどれくらいの長さかなど素材やデザイン以外にも細部にわたりこだわっていました。同じ衣装だったとしても着る人によってやっぱりセンスが出るんですよね。それは私服の選び方にもつながります」 

自分がいかに美しく見えるかという美意識は自分の欠点と向き合うことでもあったと話す天寿さん。

「メイクや着こなしひとつひとつ追求し続け蓄積された18年。自分の芸名にかけた自己プロデュースをしてきたと思っています。これからはさらに自分らしさが出るように磨きをかけていきたい」 

プライベートではこの春引っ越しをしたという大きな変化があったそう。

「もともと秋田出身で高校卒業と同時に関西へ。遠慮なくがんがん入ってこられる文化が心地よく性格も変わりました(笑)。環境が変わることで人間は進化していくと思います。新しい出会いなど、ちっちゃなことにも感動し続ける自分であり続けたいと思っているので、新しい生活がとっても楽しみです!」

ジャンプスーツでコージーなわたし!

天寿 光希ジャンプスーツ9万7900円(AKIRANAKA/ハルミ ショールーム) サンダル21万8900円(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

「黒は髪、肌、リップの色で雰囲気が変わるところが楽しくもあり、難しくもあり。黒をもっと上手に着こなせるようになりたい」(天寿さん)

PROFILE
てんじゅ みつき。元宝塚歌劇星組男役スター。2005年91期生主席入団後星組にて演技派の男役として活躍し、昨年7月に宝塚を退団。今後の出演予定は7月2日第一ホテル東京、7月30日宝塚ホテルにて“天寿光希ディナーショー”『LovE and PeacE』、9月22日~24日日本青年館ホール、9月29日~10月1日梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて“JAZZコンサート”『ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA』など、様ざまなジャンルで活躍の幅を広げている。

公式サイトはこちら!

モデル=天寿光希 撮影=吉田崇 スタイリング=大沼こずえ〈eleven.〉 ヘアメイク=AYA〈TRIVAL〉 ※GLOW2023年6月号より

この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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