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ディオールのドレスを着る夢をあきらめない家政婦をえがく 11/18公開『ミセス・ハリス、パリへ行く』【伊藤さとりのシネマでぷる肌!!】

映画パーソナリティ・心理カウンセラーの伊藤さとりさんが、お肌も心もぷるっと潤う映画を紹介する連載。今回はディオールのオートクチュールが眼福の『ミセス・ハリス、パリへ行く』。週末の予定に加えてみてください!


夢をかなえようとする
ハリスの輝きは私たちも手に入れたい!

「引き寄せの法則」を書いた本が一時期ブームになりましたね。ポジティブな考え、強く願うことが幸せを引き寄せるといった内容で“なるほど”と当時、思ったものです。

その教えをもっと言動と行動を一致させ、“まっすぐに思いを届けることで夢って叶うのよ”と愛で包み込むように伝える映画が『ミセス・ハリス、パリへ行く』なんです。

もしかしたら原作を知っている人もいるかもしれませんが、これ、1958年に出版された小説「ハリスおばさんパリへ行く」の映画化。今回、監督、脚本、製作を務めたアンソニー・ファビアンがこの本を好きで、監督だけじゃなく自分で脚色もして映画の世界観を薔薇色にしてしまったんですよ。それがまた素敵!

愛する夫を戦争で失い、未亡人となった家政婦のミセス・ハリスが心にポッカリ空いた穴を埋めるかのように一着のクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、様々な災難に合いながらも働いてなんとかお金を貯めて、パリにあるディオールのメゾンへと向かうのです。でもね、メゾンってそう簡単に入れないところなのでそこはファンタジーとしてミラクルを楽しむとして、パリに着いてからはミセス・ハリスさながら観客の私達も煌びやかなドレスのショーに目を奪われ、自分だけのドレス作り(オートクチュールドレス)の工程に心奪われ、恋の予感に胸躍らせるんですよ。

なにがイイって、家政婦のミセス・ハリスが上流階級の人達と対等に関わったり、行き詰まっている若きディオールモデルの背中を押すきっかけを与えたり、お針子達の仕事を見て感動に震えている姿なんです。彼女は、どんな人にも分け隔てなく付き合い、打たれ強く、たとえ自分を下に見る人が現れても自分の価値を下げることなく大切にし、自分の良いところ人の良いところをいつだって見ようとしている。だからこそオートクチュール=自分という存在は唯一無二、自分次第で人生も輝かせられるというメッセージが映画から伝わって来るんですよね。自分の価値は人に決められるものではない、自分だけに権利がある。そんなミセス・ハリスを見習えば心も身体も若返りますよ!


『ミセス・ハリス、パリへ行く』

【あらすじ】舞台は 1950 年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦がある日働き先で 1 枚の美しいドレスに出会います。それは、これまで聞いたこともなかった、ディオールのドレス。500 ポンドもするというそのドレスに心を奪われた彼女はパリへディオールのドレスを買いに行くことを決意。新しい街、新しい出会い、そして新しい恋・・・? 夢をあきらめなかった彼女に起きる、素敵な奇跡。いくつになっても夢を忘れない―見た人誰もがミセス・ハリスから勇気をもらえる、この冬一番のハッピーストーリー!

作中ではディオールのスケッチを再現!

11月18日、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2022/イギリス/116分

監督:アンソニー・ファビアン
原作:ポール・ギャリコ『ミセス・ハリス、パリへ行く』(KADOKAWA)
出演:レスリー・マンヴィル、イザベル・ユペール 、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、エレン・トーマス、ジェイソン・アイザックス

配給:パルコ ユニバーサル映画
© 2022 FOCUS FEATURES LLC.

伊藤さとり映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー

邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。

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